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漫画・ゲーム感想ブログです

ゲームで"真名"をさらけ出す覚悟はあるか

 

ゲームで、特にRPGでは「本名プレイ」というプレイスタイルが存在する。

読んで字のごとく本名(田中太郎とか。ガチの本名)で始める遊び方であり、小さい頃からゲームに触れている人は大体が通った道だと思う。

 

僕は小学一年生で初めてゲームを買ってもらった人間で、ソフトはポケモンの『エメラルド』。今はどうだか知らないが、当時のガキ共はほぼ全員ポケモンで遊んでいたような時代で、僕も流行りに乗っかってソレを選んだワケだ。

パッケージにはレックウザがドカンと載っていて、そのイラストのカッコ良さも購入を決意した理由の1つ。ドラゴンの裁縫ケースとか選んじゃうくらいにはドラゴンに惹かれる年頃なのです。

 

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初めてのゲーム体験なので「名前を入力してください」と出てくると、当然下の名前を入れる。テストの答案用紙に名前を書くようなものだ。

以後、中古で『ファイアレッド』を購入して遊んだ時も、なんとなく買ってもらってその後めちゃくちゃハマった『マジカルバケーション』も、当たり前に本名プレイを続けていた。というかそれ以外の文化を知らないし、いずれのゲームも本名プレイだからこそ存分に楽しめたフシすらある。

 

そしてゲームで遊び始めた半年のうちに、転機というか、アハ体験というか、そんな感じの出来事が起きる。いや大袈裟なんだけども。

それは夏休みの学童保育(クラブ)で、同級生のゲームを横から覗き込んだ時だ。ソイツはポケモンの『サファイア』を遊んでいたのだけれど、主人公の名前も「サファイア」だったのだ。今考えるとなんてことない名前だけど、当時の僕は凄く衝撃を受けた。そんなんアリなのか?!、と。

今までは「主人公は自分の分身で、ゲームとは画面の中の出来事を追体験する遊びである。なので当然主人公は自分の名前にするモノ」と思っていた。しかしどうだろう、そんな状態の僕が主人公の名前を偽名に変えると、途端に画面の中の出来事がかなり他人事に感じられ、良い意味で物語を俯瞰して見られるようになった。これは未だによく覚えている体験だ。

どうでもいいが、ソイツの下の名前は僕の名前と読みが同じだったのも印象的だった理由だったりする。「お前も同じ〇〇って名前なのに、お互いこうも違うのか……」と。

 

その文化を知ってから、今まで遊んだゲームを最初からやり直す遊びが僕の中で流行り出した。もちろん主人公の名前はテキトーに付ける。更に、ポケモンだったら旅パを大きく変えてみたり、主人公を男から女にしてみたりして「俺じゃない誰か」感を強くして遊んでいた。

この頃から、物語を「感情移入型」か「俯瞰型」の両方で捉えて楽しむ"素養"のようなものができ始めたのだと思う。

具体的に、「感情移入型」は、文字通り登場人物にガッツリ視点を合わせて物語を追体験する楽しみ方。「俯瞰型」は、登場人物をある種の"駒"として捉え、その動きと物語を連動させて楽しむ方法。最近の作品は「感情移入型」の方が楽しめるモノが多いが、僕が子供の頃は「俯瞰型」の方がより楽しめる作品が多かった気がする。メッセージ性が強いとも言える。

 

と、そんな感じで偽名プレイを楽しんでいると、次第に本名プレイがむず痒くなってくる。

『モンハン』なんかは、本名で遊んだ方がローカル通信プレイ時に名前とキャラが一致しやすいという利点もあるが、やはりRPGやシミュレーションはちょっとこそばゆい。

特に小学校高学年時にハマった『ルーンファクトリー2』なんかはギャルゲー部分メインのゲームだったし、何よりその時期の男児は恋愛モノに免疫が無い生き物なので、攻略対象から名前で呼ばれるともう死ぬほどムズムズした。表紙の女の子に惹かれて買ったゲームなので、ある意味至福ではあったのだが。

 

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あと、その頃はなんとなく「本名プレイはガキの遊び方。偽名プレイはちょっと大人な遊び方」という、まあ、斜に構えていたのも少しあった。今考えるとまあそんなことは全然無いんだけど、その時期は親に名前を呼ばれるだけでも恥ずかしい歳だったりするのだ男は。原因は不明である。

そして偽名プレイにも慣れてきた小学校最後の年、またしても僕に衝撃が走る。

それが『ラブプラス』だ。

 

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恋愛に興味が出てきたお年頃にこんなのをプレイしてしまったから恋愛に満足してしまって、現実の恋愛に興味が無くなってしまう男を急増させたと言われるあのラブプラス(筆者調べ)

魔法先生ネギま!』を観てから女の子に興味シンシンになってしまった僕が、なけなしのお小遣いをはたいて買ったのもこのラブプラスだ。

そして何も知らずに寝取られ同人誌を読んでしまい、心に甚大なダメージを負わせられたのもこのラブプラスだ。マジで許さんからな。

 

このゲームは(恐らく)絶対に本名プレイでないと満足できない仕様があって。それも、なんとこのゲーム、彼女がボイス付きでプレイヤーの名前を本名呼びしてくれるのだ。

これには斜に構えていた僕も流石に唸った。こんなんアリかよ?!、と。こんなのもう本名プレイするしかないじゃないの。 これはコンマイではなくコナミと呼ばざるを得ない。

オタクのニチャニチャ語りが止まらなくなってしまうので詳細は省くが、とにかく本作をプレイしたことで、恋愛ゲームにおける「本名プレイ」の"愉悦"を知ったというワケだ。これは効くぜェ……。

 

そんな紆余曲折を経て、結局「どんなゲームでも偽名プレイする」に至ったのだが、最近、1周まわって本名プレイがやりたくなってきている。

というのも、こんなブログを書き始めてから特に「俯瞰型」でゲームを楽しむことが多くなってきたのだが、折角の個人ブログということで、バリバリ「感情移入型」に振り切った主観マシマシの感想が書きたくなってきたのだ。

漫画やアニメなどの「物語」主体のコンテンツは、どちらかと言うと「感情移入型」で楽しむことが多いが、ゲームにおいてはどーしても「俯瞰型」になりがちで。故に僕が書いた感想記事を僕自身で読み返すと「あんま面白くねーな…」と悲しくなることが多い。辛い。

漫画アニメや仮面ライダーや映画はライブ感ゴリッゴリのやつが個人的に好きなので、ブログもやはりライブ感ゴリッゴリのやつを書きたい。そのために、今いちど少年時代の心を取り戻そうと思う。童心に返るのだ。オリジンを思い出せ。

とりあえず次遊ぶゲームは本名プレイでやる。

 

特にオチもありませんが終わります。読んで頂きありがとうございました。