『ゼンレスゾーンゼロ』を1章クリアまで遊びました。
率直な感想として、ホヨバゲーで一番分かりやすいタイトルだなと。
ストーリーでは固有名詞が少なく、シナリオをそのまんま読んで十分理解できましたし、戦闘も気になる部分はあれど、直感そのままに動かして十分楽しめました。
以下より、詳しい感想を書いていきます。

ストーリーとキャラが入りやすい
ストーリーについては、ポケ〜っと眺めていても理解できる仕上がりだった。
ホヨバ作品でそこそこ発生する「今、何の組織と何の概念の話をされているんだ?」みたいな時間がほぼなかった。神。
1章は、「大企業vs街のゴロツキ」といった構図で取っ付きやすく、変に深読みすることなく素直に楽しめた。
大企業=冷笑、ゴロツキ=熱血という分かりやすい対比で、感情移入もしやすかった。
ホヨバ敵特有の終わってる倫理観も早々に披露してくれる。
利益のため街民を犠牲にしたり、それを当然のようにゴロツキに責任転嫁させようとしたりと、割と清々しいくらいのクズっぷり。
そして、それを正面から打破するド王道なシナリオは期待通りの仕上がり。
敵がクズであるほどカタルシスも倍増していく法則からして、つまりはそういうことである。創作世界にロクでもない大企業が多すぎる問題。

シナリオ進行は、漫画形式での進行が5、キャラ同士の会話が4、ムービーが1、といった具合。
個人的にはアメコミ漫画チックな表現がとっても好み。単純にビジュアルが良いし、テンポも良く、何よりキャラの表情や動きが分かりやすい。
なにより、読み手で読むスピードを調節できるのが良い。
ギャグが連発する部分はサッと読み飛ばしたり、重要だけどよく分からなかった部分を戻して読んだり、とかなり快適だった印象。

なお、世界観としては割とディストピアらしく、元々発展していた街が崩壊し、現在新しい土地にて復興中、らしい。
区画によっては人間がバケモノに変異してしまう土地もあり、重要な資源・遺産の入手はそこまで行かざるを得ない状況。
そんでもって、ニコちゃんとその一味がその危険地帯付近でバタバタする所から『ゼンゼロ』のストーリーが始まるワケだ。
ちなみに、このニコという女、見た目はメスガキだが中身は全然そうじゃなかった。

見た目通りのギャルかと思いきや、中身はがっつりアネキ系っていう。夢もおっぱいもでっけェ女でした。けしからんぜ、お前は……
他の女性キャラもおっぱいデカ盛り森鴎外らしい。入手していないので詳しくは不明だが、巨乳PTが容易に組めそうなゲームっぽい。
なんというか、こういう直線的な表現(隠喩)をあまりしないイメージがミホヨにはあったので、新たな境地(隠喩)が見られて非常に満足である。もっとやれ。

戦闘はパリィ中心で触っていて楽しい
僕的に、本作の最注目ポイントは戦闘。というかパリィ。
「靭性を削ってダウンを奪う」を目的に各種要素を使っていく戦闘で、通常攻撃はガチャガチャしてるだけでもカッコいいコンボを出してくれる。
モーション・エフェクトはド派手で、視覚的な楽しさはバッチリ。
しかしコレだけだと少し味気ないというか、単調だなァ……となりがち。

そんなときのパリィである。
例によってエフェクトやモーションの仕上がりは良く、なによりもハードヒットが絶妙すぎる。とにかく気持ちいい。
成功時に靭性をゴリっと削れる点もグッド。そこに爽快なコンボを叩き込むのがたまらんのです。
かのソウルライク大流行で既に実証済みだが、戦闘にストーリー性があると、感情と理屈の双方で「面白さ」を感じられる。
本作の戦闘もテイストとして近いものがあり、そこに視覚的な爽快感がプラスされて、本作特有の味に昇華されているなと。
「ジャンプ」がない
ジャンプがない(2回目)。
目の前に敵がいて、キャラがこんなにスタイリッシュに動いていて、でも足だけは地面に接着されている。うーんこの。

ここだけは地味に残念だった部分で、やはり2ボタンとパリィでずっと遊んでください!はちょっとキツイものがある。
1章では敵があまり動かず、実質的にほぼサンドバッグ状態である。
そうなってくるとパリィもそこまで楽しめない。ただ攻撃連打して「早く終わんねェかなァ〜」となる。流石にちょっと味気ない。
ジャンプがあるだけでも、攻撃・回避のバリエーションが増えるので、これがあるだけでも印象はだいぶ変わったんじゃないかなと。

とはいえ、敵の攻撃頻度が上がると、また180°印象が変わりそう。
要は通常攻撃しか出来ないのがおもんないのであって、パリィをバンバン決められたらそりゃ面白いに決まっている。
特にパリィ→パリィ→パリィのような、敵の3段攻撃をパリィなんて出来たら脳汁ブシャブシャだ。これしかやりたくない。
そもそも2章以降はどうなるか分からない。少なくとも1章時点では、上記の感想でした。

余談だが、ストーリーやサブクエでやらされるスゴロクはシンプルにおもんなかった。やる気をガンガン削いでくる逆バケモノコンテンツである。
戦闘やストーリーで上がったテンションが、虚無な作業で急に冷静になる。サウナのあとの水風呂とかではなく、これはただの常温の廊下である。
ここは普通にフィールド探索とかで良かったのでは……
終わりに
思ったより面白かったです。
特に良かったのはストーリーの分かりやすさ。これくらいの塩梅の方が日本ウケしやすい気がします。
『スターレイル』もかなり気に入ってますが、出た順番が違えばコッチをメインにしてた説がある。
それくらい面白かったので、キッカケさえあれば本格的に始めてみたいですね。