少年漫画好きで知らぬ者はいないであろう大作『BLEACH』。例に漏れず、僕もこの漫画は大好きで、中学生の頃に色々な意味でお世話になった作品だ。
好きなポイントは色々あるけれど、絵の雰囲気や台詞回し、技の名前に関しては、他の漫画と比較して完全に頭1つ抜けていると思う。巻頭ポエムも色々な意味で唯一無二である。とにかくオサレ、いやオシャレだ。「卍解」なんて単語、何食ったらそんなん思いつくのかサッパリ理解できない。マジ卍。
まあネタにされる事も多いのだけど、むしろネタにされるくらい愛されている漫画だとも思う。読み返す度に、師匠の圧倒的センスに感服させられ、暫くはもうBLEACHのことしか考えられなくなる。そんな作品である。
そんでもって、原作終了から約10年の時を経て再始動したアニメ版『BLEACH』。
アニブリといえば、大体つまらないけどたまに面白いアニオリが本編の間に急に挟まって、視聴者を置き去りにする事で有名なシリーズ。しかし今回は、純粋に本編のみを分割4クールでギュッと制作する!とのこと。そこは今風な作りで安心。
時間が出来たらまとめて観ようと思っていたら、いつの間にか第3クールが始まっていてビビった。こりゃイカンと思い早速1クール目を観てきました。以下よりその感想を書いていきます。気軽にお付き合いください。

かんそう
とりあえずめちゃめちゃ面白かったです。これだけは先に言いたかった。
旧版とは違い1クールに絞って作られているだけあって、作画は終始安定した高クオリティ。戦闘はド派手に、日常・会話はコミカルに、1枚絵シーンは原作に近い魅せ方に。どれもこれも原作ファンからしても納得の出来栄え。ンマー大変すんばらしい。
というか、制作陣自体がBLEACH大好き人間ばかりなのでは? なんというか、随所に愛が溢れていて、「原作者が監修」というだけではこのクオリティにならないと思う。シンプルに面白いのはもちろん、観ていてなんだか嬉しくなってくるのは僕だけだろうか。
各話の最後にポエム朗読が入るのも、最初は笑ってしまったのだけど、13話まで聴いていると「これがなきゃ終われねえ!」ってなる。僕は卯ノ花さんポエムが好きで、それもしっかり収録されていたのはとても嬉しかったです。

卯ノ花さん関連でいくと、やはり卍解「皆尽」の能力が補完されていたことは印象深い。漫画では本当に見た目だけしか分からなかった卍解。蓋をあけると、とっても「らしい」能力だった。
その他の場面も、原作には無いシーンが盛り盛り森鴎外で非常に見応えがあった。「ん?こんなシーンあったっけ?」がマジで頻発する。
皆尽に関しては、まあ始解の能力と卯ノ花さんの性質的にそういう卍解なのだろうな、という予想はついていたが、いざ映像で観ると納得度が全然違う。バーサーカーすぎるよあの人。
不意打ち上等で仕掛ける卯ノ花に対し、ほぼ常に正面から斬撃を受けていた更木が次第に感化され、不意打ち上等・ゴリ押し上等と「戦い」そのものに没頭していく。戦闘シーンは大幅に盛られているものの、セリフ抜きでも上記の意図が分かるような両者の動きは非常に納得感があり、ここは流石に「原作者監修」の恩恵を感じた。一切の妥協ナシ。
更木vs卯ノ花はかなり期待していたバトルのうちの1つで、それがあの高クオリティでアニメ化されているというだけでも制作陣に感謝感激雨あられ。声優さんの演技も素晴らしく、久しぶりに没頭してアニメ鑑賞に集中したような。

逆に、そこまで期待していなかった山じいの戦闘シーンには思いのほか満足させられた。というかめちゃめちゃ満足感が高かった。
卍解「残火の太刀」の発動シーンに関してだけは、ぶっちゃけ漫画の白黒絵の方が好みだったのだけど、それ以外は確実にアニメ版の方が好き。ド派手すぎる演出が視覚にクる。流石に。
「喉が渇く」「氷輪丸はもう使えねえよ」にフフっと笑いつつ、卍解の能力がヤバすぎて真顔になり、偽物なのが分かって苦笑する。漫画版はこの流れで読んでいたが、アニメは真顔になっている時間が長かった。
CGを用いた火火十万億死大葬陣には「おおっ!」となったし、天地灰尽の表現はもう完全にオーバーすぎる演出で「!!!!!」と言葉にならない。てか技名いちいちカッコよすぎだろ。

そんでもって、ラストの「斬月"たち"と」には震えたね。
アニメで面白かったのが、漫画版でこの辺を初めて読んだ時は「滅却師との戦闘も面白いけれど、過去編の方が面白い」という感想だったのが、アニメで完全に逆転したこと。
なので、浅打のくだりで「うわっここから過去編かよ〜〜」と思った自分に驚いた。でもいざ観ると「いや普通に過去編おもろいな……」ってなる。自分で自分がよく分からなくなる。
それにしても、過去編の女キャラの2/4が爆乳だったのには今更ながら爆笑した。そうなんスよ、一護ママのおっぱいデッカイんすよ。乱菊さんも相変わらずで、もはや胸しか見てなかったまである。
この辺に関しては特に盛りシーンは無かったように思う。一心さん早く卍解しろよとは思ったけど。読む度・観る度に思ってる。
そんでもって「斬月のおっさん」との対話シーン。漫画でも「マジか…」と印象深い場面で、主に設定面が面白いという感じ。
反対にアニメ版は、純粋に一護の感情の機微が面白いなと。というのも、声ありと声なしでは思ったより受ける印象が違うというシンプルな理由。「待ってくれよ斬月!」は個人的にかなり迫真の演技で、ココでだいぶ印象が変わった感がある。
そしてソコからの 「斬月"たち"と」にシビれる。BGMも含め最高の出来栄えだったのでは。主人公の覚醒シーンでシーズン〆というのもオシャレ。そしてサブタイトルは「THE BLADE is me」。神かよ。でもお前こっから新技1回披露しただけで後は雑巾になった後、「終わりだ」するだけってマジ?
うーん、まあ一護の物語はある程度ここで決着が着いてしまっているのがなァ。個人的に、ココから一護があんまり活躍してくれなかったのが千年血戦篇で1番つまらないと感じたポイントなので、アニメでは是非とも主人公様の活躍シーンを増やしていただきたいものである。いやマジで。
終わりに
アニメ版の千年血戦篇、面白い面白いとは聞いていましたがまさかここまでとは。とっても満足でした。しかも今後まだまだ新しい卍解が目白押し。シーズン2も観るしかねえ。
今回の感想は作画面を中心に書きましたが、声優さんの演技も素晴らしかったと思います。旧アニメ放送時期的なアレで、本当に有名声優しか居なくて笑ってしまったよね。そりゃ迫力あるわ。
あと細かい点で、「卍解の修復が云々〜」のくだりで龍紋鬼灯丸について触れられていたのに笑ってしまった。詳しくは読んでませんが、ようやく欠陥卍解の汚名を返上できるのかなと。良かったな一角……。
わーわー騒ぎましたが僕からは以上です。読んでいただきありがとうございました。