『MARVEL RIVALS(マーベルライバルズ)』を遊んだ感想です。
結論から言うと、本作は単なる「マーベル版OW」ではなく、キャラゲーとして気持ちよく遊べる完成度がかなり高いゲームでした。
TPSを採用していることで自キャラを眺めながら戦えますし、モデリングやスキル演出も良く、ヒーローを自分で動かしている高揚感がしっかりあります。
その一方で、遊んでいるうちにどうしても思い出したのが『GUNDAM EVOLUTION(ガンエボ)』でした。
今回はマベライの感想を書きつつ、なぜ自分がガンエボとの「差」をここまで強く感じたのかもあわせて書いていきます。
マベライが良かった理由
ロール制TPSとしての中毒性はしっかりある
「ほぼオーバーウォッチ」と聞いていたのでどんなモンかなと思っていると、ゲーム性はマジでOWそのまんまで、逆に清々しいまであった。
タンク・DPS・ヒーラーに分かれて、それぞれ連携しながら勝利を目指すTPS。ロール制のシューティングは久々だったけど、コレ系のゲームでしか得られない栄養素も確かにあるなと再認識。
まあ、良い部分も悪い部分もそのまんまなので、連携が決まった時の脳汁は相変わらずだけど、やはり味方に対するイラつきも半端なく、更にこれが中毒性にそのまま変換されるのも非常にタチが悪い。やめられないとまらない。
キャラゲーとしての完成度が高い
それにしてもこのゲーム、パワーバランス云々の話はさて置き、キャラゲーとして非常に出来が良い。
高クオリティな2.5次元のモデル、原作再現度の高いスキルの数々、全体的に高火力なので雑に遊べるゲーム性、FPSではなくTPSを採用している、と「こうであって欲しい」需要をしっかり満たしており、とっても好印象。
特にTPSというジャンルを敢えて採用しているのが個人的にポイント高め。理由は、シンプルに自キャラを眺めることができるから。
モデリングはどのキャラも昨今のキャラゲーの中では屈指のクオリティだと感じていて、動かしているだけでちょっと楽しいまであるレベル。その分、自分がやらかした時の悲しさは倍増するのだけど。
個人的に好きなのはヴェノム。ヤツ特有のおどろおどろしさが前面に出ていて、強さ・攻撃モーション含め大好きなキャラクターである。操作難易度が簡単なのもグッド。ゲームをDLして初っ端に触るキャラとしてもオススメ。
最初からキャラを触れる設計が偉い
また、最初から30キャラ以上を自由に選択でき、すぐに使って遊べるようになっているのも良い。大体こういうのってDLCでキャラを購入させるイメージがあるが、本作は全キャラ使える。
もはや課金するタイミングが見つからないため、これで商売になるのか?!と心配になるレベル。
6vs6ということで、「アベンジャーズ感」というか、OWとはひとあじ違った共闘感が味わえるのはかなり面白いと思う。
ヴィランも混じっているので実際には違う試合も多いが、やはりヒーローを自分で動かすのは楽しい。こういうクロスオーバー作品はやはり絵面が良い。見ているだけでテンション上がる。
マベライの総評
総じて、単純な「マーベル」+「オーバーウォッチ」程度では言い表せないくらいの化学反応があったな、と。やはりTPSを採用したのが1番デカいと思う。
ぶっちゃけ対戦バランスは結構極端に感じるのだけど、それが整って、対戦で色々なキャラが見られるようになった時が真骨頂なのかな。
せっかくのお祭りゲーだからこそ、そのあたりのバランスはしっかりして欲しい。
そして、この「キャラを動かして楽しい」「お祭りゲーとしてよく出来ている」という感覚を味わうほど、ムクムクと頭に浮かんでくるタイトルがひとつ。
『ガンエボ』を思い出してしまった理由
そのタイトルこそ、『GUNDAM EVOLUTION』ことガンエボである。
かなり早い段階で人が離れてしまった作品で、そもそものゲームの出来自体が、キャラゲーとしても対戦ゲーとしても中途半端だったのが1番まずかった。
そもそも、アニメ原作のゲームにおいて「戦闘中に自キャラが見えない」のはどういう意図だったのだろうか。FPSである意味が本当によく分からない。
そのキャラクター(機体)が好きだから選択しているのに、最も視界に映らないのがそのキャラという矛盾。ゲーム体験の提供として最初から躓いている感がある。
また、参戦機体のチョイスも謎。参戦数がかなり少ないのも気になった。
「白色のガンダムが並ぶと、素人目には判別しづらい」ことを配慮した結果、ああいう機体チョイスになったのだと思う。
しかし、それにしても選択肢がもっとあったんじゃないかと。色付きのガンダムやカッコいい量産機だって沢山あるのに……
ガンエボは、ゲーマーにガンダムを知ってもらう目的もあったはず。でもザクとかジムとかマヒローじゃあ興味を持って貰えないだろうて。
デスサイズとかブルーデスティニー等のワンオフ機の方が、見た目も名前もカッコいいし、「よくわかんないけどなんか使ってみたい!」のマインドに持っていけると思う。
……等々、言いたいことは色々ある。
どういう路線のゲームにしたかったのか今となっては不明だが、「小隊感」を出したいならもっと参戦機体数を増やすべきだし、ガチの対戦ゲーにしたいならロール制は採用すべきだし、と文句が止まらない。
ガンダムゲー部門はもう「eスポーツ」という単語に拘らないで欲しい。ガンエボしかりガンブレしかり。
マベライはガンエボの「完成系」に見えた
そんでもって『マベライ』は、「ガンエボの『完成系』だったハズの姿」を数年越しに見せられている感があり、いちガンダムファンとして涙が止まらないワケだ。
成功したゲームをパクるのは大いに結構だが、せめてユーザーの需要を理解してパクってくれよ、と。
まあ、過剰に叩かれている部分もありましたけどねガンエボ。
FPSという大衆向けジャンルを選択した割に、ジムスナやらペイルライダーを参戦させる謎チョイスには頭が痛くなりましたが、ガノタ同士が集まって遊ぶ分にはそこそこ面白かったです。
……もう今度はマーベルライバルズをパクるしか無いぞバンナム!!!!
待ってるからな……