アニメ版opの「Watch me!」がキッカケで気になり始めた『WITCH WATCH(ウィッチウォッチ)』ですが、ふと気づいたらKindleで漫画全巻ポチっていたので、早速読んできました。
そんでもって、ウィッチウォッチ面白かったな…→スケダン読みたくなってきた!→彼方のアストラも読みたくなってきた!!→もうこの際全て読んでしまおう!!!ということで、気づいたら全て読了していました。魔性が過ぎる。
以下より詳しく書いていきます。どうぞ気軽にお付き合いください。
WITCH WATCH
アニメ化する以前はスケダン回だけ週刊で読んだことがあって、その時は「おお、コイツらも大人になって……」と、ちょっと感動。その頃の記憶も蘇ったりして、なんだかノスタルジックな気持ちになったり。
マトモに読んだのがその回だけだったので、読む前は「キャラが変わっただけで実質ほぼスケダン」というイメージだった。では実際読んでみてどうだったのか。実質ほぼスケダンだった(もちろん良い意味でネ)。
「誰も傷つかない笑い」の方向性は相変わらずで、妙に深いムダ知識から発展するギャグ、くどすぎるボケからのシンプルなツッコミ等々、「あーこれこれ!この味!」と思わず唸ってしまった。
正確には(序盤は特に)「ヒメコがいないスケダン」といった感じ。なので最初の方は、ギャグ自体はめちゃめちゃ面白いけど、ツッコミのキレが足りなくてなんだかフワッとした話だったな…という感想を抱いた回がとても多かった。
それでもモリヒトの古着回やニューホライズン回は抜群に面白く、ギャグの火力が高すぎて最早ツッコミ薄めでも全く気にならないレベル。先生の感性は未だ現役ということが分かり、正直本作の序盤は中々グダってたけど、それでも期待感は保ち続けられたかなと。
そして、カンシが火力高めなツッコミをするようになった11~13巻?以降から、いよいよギャグの火力が大爆発するように。自然とそうなったなのか開き直ったのかは僕には分からないが、面白さのベクトルはやはりスケダン寄りではあるものの、なんならソレを読みに行ってるまであった僕としては素直に大満足。
特にカンシのウェンズデー回は、もう外ではコレ読めないなと思ったレベルで大笑いしたのは記憶に新しい。この回は先生の得意パターンというか、「ギャグ演出を(現実の物理法則に従って)真面目にやる」を煮詰めて、そこからさらに上手く脱臭した感があり、個人的には大好きな回でしたね。
ツッコミのキレが増すと、個人的に序盤のグダりの原因だったと思っているニコの魔法回も比例するように面白くなってくる。「誰も傷つかない笑い」をガッツリやる回でもあり、このあたりからようやく本作の"味"が出てきたかなと。
賛否両論らしいバトル・シリアス回も、僕は読んでいてあまり気にならなかった。この辺もスケダンと同じですね。"当たり"のギャグ回ほど面白くはないけど、縦軸の話なので一定面白い、という感じ。
総じて大満足でした。相変わらずジャンプの中堅漫画はレベルが高いなァ、と。
SKET DANCE
相変わらずジャンプの中堅漫画はレベルが高いなァ枠その2。今読んでもやっぱり面白かったし、世間を知った今だからこそ抱いた感想もあった。
昔のイメージでなんとなくギャグ回多めな想像だったが、案外熱い話が多めだったし、かなり前衛的な表現・キャラクターが(同年代の他作品と比べても)多く、メッセージ性もかなり強めだった。
今の時代、「多様な価値観が存在すること」「それらを受け入れること」はそれなりに一般的である。しかし、恐らく当時はその概念が世間に浸透し始める最初期、もしくは過渡期に入ったくらいだったかと思う。今ほどオタクという生き物は一般的でなかったし、性自認なんて単語は存在していたのかすら分からない。
そういった今でも扱いの難しい話題をおもしろおかしく加工・脱臭して、当時は男子ほぼ全員が読んでいるような雑誌で掲載していて、なおかつ一定の人気を得ていたのがもう凄いなと。全32巻もよく続けられたなと素直に感心した。
特に終盤の「(人助けとは、その人の)理解者になること」というセリフには、本作の全てが詰まっている。現代ほど価値観に多様性がなかった時代で、主人公にこのセリフを言わせるのはかなり挑戦的だと思うし、今読んでも「面白い!」と感じる要因のひとつ。
言うまでもないけれど、当然ギャグ回もキレキレでした。
特にクソゲー回は、当時は説明を読むのがだるくてパラパラ読みor読み飛ばしていた回だったが、今ちゃんと読んでみると思いのほか面白く、「終始氏ぬほどグダグダやってオチで台無しにする」という銀魂チックな面白さが心地いい。
ペロキャン回や3人全員ボケる回も、何度読んでもそのカオスに笑ってしまう。流石に今は笑わないかなと斜に構えていたが、いざ読むと普通に笑っちゃった。それどころか大爆笑だったまである。ギャグのクオリティ高ェなオイ。
彼方のアストラ
本作既読の友人全員にオススメされたので、ついでに読んできました。
読んでみた率直な感想として、SFモノとしてよく出来ていたし、話のまとめ方も手堅く、万人にオススメ出来る作品だなと。
上記2作と比べて、短い連載で終わっていたので「打ち切り漫画なのかな?」と勝手に思っていましたが、単に太く短い漫画というだけであり、むしろ全然逆だったというオチ。
終始安定して面白く、特に「地球は既に滅んでいる」という事実が確定してからの瞬間風速が凄まじく、明かされる情報量と、1ページ毎の濃密さが加速度的に増していき、ページを捲る手が止まらくなってしまった。
直近でプレイした『最終防衛学園』というゲームでも同じような展開・設定だったが、コレ系のトリックは何度経験しても新鮮な驚きを提供してくれるなと。今回もちゃんとビックリしました。
また、「精神的に未成熟な少年少女が確固たる自我を獲得する」という少年漫画らしい熱さも物語にしっかり内包されているのも面白かったポイント。
クローン発覚後の、クルー全員が関わった末に自我を獲得し立ち直る展開もベタだが分かりやすいし、その根幹には常に主人公が関わっているのも少年漫画らしくて良い。この作者、ジャンプのイロハを分かりすぎている。
全5巻という短さでこれだけ満足出来たのも久しぶりな気がします。加点方式での面白さは勿論のこと、減点方式でも点数が低くなりづらい漫画だと思うので、まさに万人にオススメできる漫画ですね。面白かった!
わーわー騒ぎましたが僕からは以上です。読んで頂きありがとうございました。


