SNSで「私を構成する9つのマンガ」というコラージュが流行っているようなので、早速やってみました。
今回は単に好きな漫画を9作選ぶというより、「今の自分の漫画観をどの作品に作られたか」を基準にしています。
並べてみると、意外と共通点も見えてきました。
僕は昔から、展開の熱さ、キャラの感情の整合性、そして積み重ねが報われる瞬間にかなり弱いです。
今回はそんな自分の好みが、どの作品から来ているのかを確かめるような記事になりました。
せっかく並べてみたということで、以下よりそれぞれの作品感想と、「なぜその作品が自分を構成したのか」をあわせて書いていきます。
好きな漫画紹介でもあり、自分語りでもある雑感です。

BLEACH
セリフのカッコよさ、見開き1枚絵のオサレさ、作品全体の雰囲気 等、どれをとっても唯一無二が過ぎる。この漫画に影響を受けない小学生男子は居ないでしょう。
僕は基本的に"展開の熱さ"や"キャラの感情の整合性"といった、具体的な中身を評価軸にしている人間ですが、ブリーチに関しては、好きな部分が"ガワ"部分に集約してたりします。
とにかく、カッコいいキャラが、カッコいい卍解で、カッコよく暴れてくれていればソレでいい。キレッキレのセリフと、キレッキレの見開き1枚絵で、キレッキレにキメてくれればそれでいい。
だからこそ、巷では不評な死神代行消失編(プリングルス編)はそこまで嫌いじゃなかった印象。新章きた!って感じで、なんなら当時は割と好感触だったような。
まあ、そこからの最終章の微妙さでガクッとしてしまったワケですが。まさか「斬月"たち"と」から主人公がほぼ戦わないなんて思わんやん……
それもアニメ化によってガッツリ補完されつつあるという。2026年夏頃放送ということで、ブリーチの真の完成まで残り僅か。楽しみすぎる。
ハイキュー!!
とにかく"展開の熱さ"と"キャラの感情の整合性"のバランス感覚が絶妙。より細かく言うなら、"積み重ね"の描写が抜群に上手い漫画だなと。
本質的にはかなり説教臭いシーンが多かったりするんですが、そこには「このキャラはこういうセリフを言うだろうね」という納得感がちゃんと乗っており、結果的に名シーンが異常な数になるっていう。
主要キャラが"積み重ね"るのは当然として、他校キャラも、主要キャラの過去や現在とリンクさせることで、間接的に"積み重ね"を発生させ、「このキャラはこういうセリフを言うだろうね」を違和感なく認識させている。
実際の部活の練習のごとく、要素要素を細かく蓄積させ、キャラクター造形を"積み重ね"ているからこそ、キャラの成長に熱くなれるし、試合のマッチアップそのものに熱くなれるのかなと。
以前読み返したとき、vs鴎台戦が思ってた1億倍くらい面白く、なんならvs音駒戦と同じくらい好きまでありました。機会があればそこだけの感想も書いてみたいです。
僕が「どういうキャラ・ストーリーが好きなのか」を考えるキッカケになった作品なので、末永く大事にしたい作品です。
アイシールド21
好きな部分が『ハイキュー!!』に近い漫画。ただ本作は、"落ちこぼれの成長譚"というド王道な熱さ・面白さがあります。逆だったかもしれねェ。
何回読み返しても、クリスマスボウル編までの面白さはもう神というほかない。「"一芸特化の奇才"は超カッコいい」という価値観が根付いているのは、間違いなくこの漫画の影響だと思う。
それほどまでに、"万能の超天才"vs"一芸特化の奇才"であるvs神宮寺ナーガ戦(=vs阿含戦)が強烈でした。あの試合マジで見どころしかない。
後述する『ヒカルの碁』は「囲碁って結局よくわかんないけど、この漫画めっちゃ面白え!」だけど、本作は「アメフトって面白え!」な作品。
この違いは何だろうと考えたこともありましたが、結局分からなかったっていう。案外、"ルールが(比較的)簡単"とかそういう理由なんですかね。
未来日記
"ループもの"・"ヤンデレ"・"明確な殺人描写"・"主人公がヒロインより貧弱"等々、当時の僕にとっては本当に初めて尽くしだった漫画。
昔は由乃にドン引きしていた記憶があります。今読み返すと「普通に可愛い子じゃんねェ」とシンプルに好感を持ってしまうあたり、なんだか変な方向に成長しちゃったような。
振り返ると、"ループもの"としてのギミックはかなり素直。展開は分かりやすさ重視で、どちらかというと感情に振っていたように思います。このバランス感覚に時代を感じる。
なんでもかんでも恋愛を落としどころにするのはどうかと思いますが、本作に関しては、ラストの"感情が理屈を凌駕する"のは結構好き。
あの始まり方からそんなパワープレイに辿り着くんだ……と、ちょっと斜め上に行く感じが良いですね。
ドラゴンボール
真っ先に選んだ漫画です。
90年代の作品なのに作画が全く見劣らない、どころか凌駕している部分すらある謎の漫画。漫画界の特異点。これが30年近く前の作品って本当ですか。
特に、戦闘シーンの"読みやすさ"はかなり独特。ひとつの動きにコマをいくつも使って表現していて、脳内で"間"を補完する必要が全くない。実質アニメを見てるようなモンで、そりゃあストレスなく読めるワケだ、と。
実は非戦闘パートのセリフがクッソ長かったり、「サイヤ人だから」で雑に片付けられている点が多かったりと、案外"週刊誌らしい"部分も結構多かったりする。そこもまた味なんですが。
大人になって読み返すと、悟空が思いのほかノリで動いていたのは、かなり新鮮に映りました。
子供の頃は、魔人ブウ編で急に分かりやすくエゴを出した悟空に戸惑った記憶があります(ポタラ返却のシーンなど)。でも分かりにくいだけで、そのエゴは少年編から一貫していて……という感じ。
マジで終始バトルだけやってるのがとても好き。俺ァただ派手な殴り合いが見てェんだ。
新世紀エヴァンゲリオン(貞元版)
主人公の性格を少し弄るだけでこんなに分かりやすくなるんだなって漫画。正直アニメ版よりコッチのが好き。
これ以上の言及はやめておきます。迂闊に触れられん。
ニセコイ
ラブコメなのに"熱い"という稀有な漫画(1~6巻までに限る)。
1~5巻までの"積み重ね"と、その蓄積が大爆発を起こし、ラブコメらしからぬ瞬間最大風速が発生する6巻(文化祭編)のライブ感・納得感は、本当によくできていると未だに思ってます。
しかし、7巻以降はマジで凡百の漫画になってしまい、たまに来る縦軸展開を待つだけのオタクと化していました。なんであそこから横軸だらけの量産型ラブコメになるんだ!?
ラストの展開は、一応千棘推しだったのでそこまで違和感もなく、素直に「"積み重ね">"昔の思い出"ってことか~」くらいに思ってました。
冷静に考えると小野寺も"積み重ね"てるんですが、それは、まあ、うん……
ヒカルの碁
ドハマりしてる最中は食い入るように(説明含めて)読んでいるのに、読了後は囲碁のルールを全く覚えていない謎の漫画。
対局の盛り上がりどころや、どういう手段を用いているのか。それらを理解して熱くなってるつもりなのですが、囲碁のルールは今の今までよく分からないっていう。イザナミだ。
僕は、いわゆる"バディもの"の作品が大好物なのですが、それは恐らく本作に影響されたからだろうなと。
佐為消滅の妙なリアルさ(劇的なんかじゃなく、何気ない日常から忽然と消えるあの感じ)は今でも唯一無二の要素だと思ってるし、そこから立ち直っていく展開は納得感のある描かれ方で胸熱。
それだけに、北斗杯の消化不良感が残念ではあるけれど、リアルさの延長と捉えるならまだ納得はできる。
後日談が欲しすぎる漫画です。
SKET DANCE
メッセージ性の強いコメディ漫画。随所に見られる"脱臭しきれていない"部分こそが魅力で、この作品の味。中坊には刺さるんだコレが。
当時("オタク"という単語がまだ古臭くないような時期)にしてはかなり前衛的というか、かなり現代的な価値観を持ったキャラクターが多かった印象。
終盤の「(人助けとは、その人の)理解者になること」というセリフには、本作の全てが詰まっており、現代ほど価値観に多様性がなかった時代で、主人公にこのセリフを言わせるのはかなり挑戦的だと思います。
ギャグもかなり高次元で面白く、当時は説明を読むのがだるくてパラパラ読みしていた回も、ちゃんと読むとめちゃくちゃ笑える内容だったりします。
終わりに
語っていくうちに、だんだん読み返したくなってきました。
他の人のラインナップ見ていると、本当に千差万別。僕のように週刊誌多めな人もいれば、かなり昔の漫画を入れてる人もいたり、スケベコミックを入れている人もいました。
面白い流行りだったので、今後もこういった記事は流行る度に書きたいですね。
わーわー騒ぎましたが僕からは以上です読んでいただきありがとうございました。








